カナダの主要株価指数であるS&P/TSX総合指数は月曜日、0.1%高の1万9800.61で取引を終えた。 これは5日連続の下落に続き、同指数は終値としては8月24日以来の最低水準を記録した。 市場の上昇に最も寄与したのはエネルギー株で、1.9%上昇した。 しかし、投資家の間では高金利に対する懸念が依然として残っていた。 米連邦準備理事会(FRB)が最近発表した2024年までの金融引き締め政策の見通しは、投資家の不意を突かれ、金利上昇の長期化に対する懸念を引き起こしている。
カナダ10年債利回りが約16年ぶりに4%の節目を超え、投資家の不安が高まった。 ルフト・ファイナンシャル、iAプライベート・ウェルスのポートフォリオ・マネージャー、エルビス・ピカルド氏は、「あたかも夏が終わったようで、毎年この時期によくあることだが、主に利回りの上昇という形で嵐の雲が集まってきている。(債券の)。 金利への懸念は依然として残っているが、投資家がこのニュースを理解すれば、特に国境の両側で多くの株が魅力的なバリュエーションで取引されていることから、大幅な上昇が可能になるとピカルド氏は信じている。
エネルギー株が上昇する一方、原油は0.4%安の1バレル=89.68ドルで取引を終えた。 工業部門も上昇し、市場全体を0.4%押し上げた。 しかし、貴金属や卑金属の鉱山会社や肥料会社を含む素材セクターは0.7%減に直面した。 金利に敏感なことで知られる不動産セクターは1.4%下落した。
全体として、カナダ株式市場は最近下落しているものの、エネルギー株の上昇が若干の押し上げとなった。 しかし、米連邦準備制度理事会の見通しによる金利上昇の長期化に対する懸念は引き続き投資家を悩ませている。
出典:
ロイター。